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ことこと@チェンマイ! タイ移住ドキュメント&北タイ通信♪

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わが人生のアルバム~8

本ブログは「タイ」をテーマにしておりますが、ここではタイとカンケーなく、Tui☆が人生で聴いたアルバムから「5枚」を厳選して紹介してきました。・・・が、さらに紹介したい盤がまだありそうなので、気が向いたら追加で綴ってまいります。

Cheap Trick / At Budokan (1978)

ここまで理屈抜きで楽しいアルバムというのもないのではないか?当時チープ・トリックは、日本(のみ)で絶大な人気があり、ハンサムなロビンとトムは日本のガールズのアイドル的存在であった。本作の開始から全篇にかけてガールズのキャーキャーという黄色い声が大きくフィーチュアされているが、これは当時のスター(今でいうアイドル)への声援の王道であり、なつかしい。後に本作の続編「Budokan II」のジャケ裏写真に、声援を送るガールズとともに耳を塞いでいる男性警備員が写っているのが笑える。

音楽的にも初っ端の"Hello There"から目茶苦茶ノリがよく、単純にカッコいいロックンロールが全開!いきなりドラムソロが入るという驚きの展開は、何度聴いても鳥肌が立つ。バンドのグルーブもガールズの声援も最後までヴォルテージを落とすことなく継続しまくり!どの曲もスタジオ盤より圧倒的に本ライブ盤を聴く方が興奮する。DVDもあれば是非ほしいところだが、映像は残っていないのだろうか?

バンドのデビューは1977年なので、このライブアルバムまでわずか1年のキャリアながら既に2作のスタジオアルバムが存在し、本作では未発表曲を含めて3作分の楽曲が収録されていることになる。昨今はヘタすりゃチンピラバンドでも平気で8年とか新作を出さないが、昔とは音楽制作のタイムスパンがエラい変っちまったもんだ。

チープ・トリックは現在も現役として活動を続けているハズであるが、他の老舗バンドと比較して明らかにリスペクトの度合いが低いように感じるがなぜだろうか?"The Flame"のヒットなどで中興の時期もあり、文句なしに優れた歌曲を継続して発表しているところは感服する。そのうちザ・ビートルズに匹敵するというと言い過ぎかも知れないが、ロック史屈指のメロディメーカとして再評価されてもいいんではないかなあ?


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